<私の相場観>=上田ハーロー・外貨保証金事業部長 山内 俊哉氏

 外国為替市場では、米国の金融政策への関心が高まっている。週末8日に予定されている米10月雇用統計の内容などを確かめる必要があるものの、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での量的緩和(QE)縮小の開始はあり得るとみている。12月初旬の米雇用統計発表まではドル高・円安基調を予想する。

 ドル円の想定レンジは97円20~101円50銭。98円台半ばの膠着状態を抜け出せば、一気にドル高・円安が進む状況も考えられる。

 来年には米バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長の退任が予定されており、年内のうちにある程度の量的緩和縮小開始のメドをつける動きも予想できる。また、雇用情勢もそれなりの強さがみえることも考えられる。

 ユーロは、市場が欧州中央銀行(ECB)の利下げを意識するなかでは、ユーロ安基調が続きそうだ。ユーロ円の想定レンジは、131円50~135円50銭。ユーロドルは1.32~1.36ドル前後を想定している。

 豪ドルは上値の重い展開が見込まれ、90円50~95円70銭前後を見込んでいる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)