10月雇用統計発表後は円高か??

弱い数字が出て当たり前なのだが・・・
今夜は注目の米10月雇用統計の発表です。米政府機関閉鎖の影響で、弱い数字が出て来ると予想されていますが、果たしてどうなるのでしょうか?

昨夜発表された、米3Q・GDPは2.8%成長を示し、予想(2%成長)を大幅に上回る数字となりました。しかし、在庫により、0.83%も押し上げられていて、そのファクター(要因)を除くと、寧ろ、予想より弱い数字となっていた事になります。この為、政府機関閉鎖の影響が加わる、4Qの数字への見方が、急速に悲観的な方向に傾き、ドルを売る動きにつながりました。

それ故、今夜の雇用統計が弱いと予想されている以上に下振れを見せていれば、雇用情勢の改善にも、更に慎重な見方が強まる事となります。その場合、今週前半に高まっていた、テイパリング(量的緩和ペースの縮小)開始時期の前倒し予想が、完全に払拭されてしまい、「早くとも来年3月FOMC」以降との見方が再び台頭します。

為替相場への影響としては、テイパリング開始時期が後ずれするとの予想が強まれば強まる程、ドルの上値が更に重くなる可能性があります。ドル円にとっては、当然、円高要因となりますから、ドル円は一段と上値の重い展開となる事が予想され、日米株式市場の動向次第では、再び、97円割れを試す方向に動くかもしれません。