米雇用統計の中、三角もち合いをどちらに抜けるか見極め=外為どっとコム総研 川畑琢也

米雇用統計の中、三角もち合いをどちらに抜けるか見極め
昨日、ドル/円は三角もち合い上限(この日は99.005円)を突破するも、買い一巡後は97円台中ばまで反落。引値は上限を上回る事ができなかった。そして本日の東京市場ではもち合いの中間地点(本日は98.118円)を挟んでこう着、値幅はわずか20銭程度に留まった。現時点ではこの上抜けはダマシであり、もち合いは継続していると考えられる。

本日の米10月雇用統計(22:30)について、事前予想では失業率は前回より0.1%上昇して7.3%、非農業部門雇用者数(NFP)は前回より2.8万人減少して12.0万人増となっている。
雇用統計を前に大きな動きは出にくいと見られ、もち合いを上下どちらに放れるかは雇用統計次第となりそうだ。仮に予想より強い結果となれば、もち合い上限(本日は98.966円)突破を再び試す機運が高まることが予想される。もち合い上限を突破して引ければ、上昇トレンド再開との見方が強まりそうだ。ただし、予想より弱い結果を受けて昨日安値(97.611円)を割り込むようだと、もち合い下限(同、97.271円)に向けた一段安もあるだろう。

米10月雇用統計という「祭り」の中、上下どちらかに抜けるかを冷静に見極めたい。