【レンジ推移】雇用統計でグチャグチャ OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】96.50-99.50 【予想時刻】2013年11月8日 18:00
昨日のドル円はECBのサプライズ利下げの影響で強まったドル買いに引っ張られるようにジリジリ上昇した後、強い米GDPの速報値の結果を受けてさらに上昇を強め、一時99.40近辺まで上昇しましたがその後に強まった米量的緩和早期縮小観測により大きな下落となった株価に足を引っ張られるように下落に転じました。本日は雇用統計を控え様子見モードが強まり狭いレンジ内での推移となっています。10月の雇用統計は政府機関の一部閉鎖などの影響を受けムラのあるデータとなる可能性があることから、思わぬサプライズとなる可能性があるため注意したいです。市場もFEDもおそらく状況の落ち着きを見せた11月のデータを見たがっていると思われることから、発表前後の上下に動きをみせると思われますが、大きな流れを作るかどうかは微妙なところと思います。現在の市場予想は非農業部門雇用者数変化が12.0万人と前回の14.8万人から減少、失業率は前回の7.2%から7.3%へ上昇と米議会のゴタゴタによる影響を多少織り込んでいる状態となっています。そのため非農業部門雇用者数が10万人を下回るような弱い結果とならない限り大崩れはないかもしれません。むしろポジティブサプライズとなったときの上昇の方がリスクとなるかもしれません。先行するADP雇用統計は若干減速となりましたが10万台はしっかりとキープ、ISM非製造業の雇用部門の数字も強く、新規失業保険申請件数もそれほど弱含んでいないことを考えると大きく落ち込むことは想定しにくいと思われますが、こればかりは蓋を開けてみないとわかりません。

市場の心理状態を探ると

市場が弱いと思っている→弱い→11月分の結果も見なければ判断できない・・・。
市場が弱いと思っている→強い→11月はもっと良くなるかも・・・。

しかし、雇用統計の数字が良い=ドル買いに素直につながるかも微妙と考えられます。雇用統計の数字が良い→QE縮小早まるのでは・・・→株価下落→リスク回避円買い。といった昨日のような動きとなる可能性もあるため予想はかなり困難と思われ終わってみれば昨日のようにあまり動いていないというシナリオになる可能性が十分にあると思われます。