来週の株式相場見通し=1万4000円攻防で上値重い、複数の需給懸念くすぶる

C9a90f44f

 来週(11~15日)の東京株式市場は、日経平均株価1万4000円を巡る攻防となりそうだ。想定レンジは1万3700~1万4300円とする。日本時間8日夜に発表される米10月の雇用統計の内容に大きく左右される可能性がある。ただ、4~9月期決算発表が終盤を迎えて手掛かり材料不足となることや、株式需給面での複数の売り圧迫要因が改めて認識されることなどから、上値の重い展開となりそうだ。
 市場では、連日の大商いを伴って日経平均株価が年初来高値をつけた今年5月の信用取引の6カ月期日接近や、年内での証券優遇税制廃止に伴う株式譲渡益課税率引き上げに向けた“節税売り”、さらにヘッジファンド決算期に伴う解約売りなどが指摘されている。いずれも、事前に想定されるとはいうものの、買い控えのなかで、改めて不安視されている。
 日程面では、9月の国際収支、10月の景気ウォッチャー調査(11日)、10月のマネーストック、9月の第三次産業活動指数、10月の消費者態度指数、10月の工作機械受注(12日)、9月の機械受注、10月の国内企業物価指数(13日)、7~9月期のGDP、9月の鉱工業生産指数・確報(14日)に注目。海外では、ユーロ圏財務相会合(11日)、米シカゴ連銀全米活動指数(12日)、米10月財政収支(13日)、ユーロ圏7~9月のGDP、米9月の貿易収支(14日)、米10月の鉱工業生産・設備稼働率(15日)が焦点。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)