上値への期待強いが、本日は一旦「足踏み」…!?

米雇用統計はポジティブサプライズ…!
※ご注意:予想期間は11月12日と表示されていますが、本日(11日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 注目された米“10月”雇用統計・非農業部門雇用者数は、事前予想を大きく上回るポジティブサプライズ(予想:+12.0万人⇒結果:+20.4万人)となりました。また8-9月分も+23.8万人、+16.3万人へそれぞれ上方修正されており、3月以降へと先送りされていた“QE(米量的緩和)縮小”の思惑が、12月ないしは1月の可能性が再び意識されています。

 こうして米10年国債利回りは2.76%台へと上昇(債券価格は下落)し、そして98円前半で推移していたドル円は99円前半へと持ち上げられました。これまでQEの早期縮小に慎重な姿勢を示してきたロックハート・アトランタ連銀総裁が“12月FOMCにおけるQE縮小を議論する可能性”については否定しなかったことも、こうした動きを後押ししたと見られるところです。
ドル買いで反応も、前日高値には至らず…
 もっとも“政府機関の一部閉鎖の影響が払拭されたとは言い切れない”との見方は少なからず存在しており、さらに労働参加率が約35年ぶりの水準へと低下(62.8%)したことも明らかにされています。このためそれ以上の楽観論へと発展することはなく、NYダウが史上最高値を更新するなどリスク回避姿勢が台頭することはなかったにもかかわらず、前日高値(99.40円)の突破を窺うまで持ち上げることはありませんでした。
米・加休場に伴い、本日は欧州タイム中盤以降は流動性低下…
 こうして週明けを迎えましたが、本日は米国(退役軍人の日)・カナダ(戦没者追悼日)が共に休場となります。このため東京勢の退出につれて、欧州タイム中盤以降は流動性が徐々に低下していくことが想定されるところです。このため動意の本番は、東京~欧州タイム序盤ということになります。
前日高値の突破に繋がらなかったのは気がかり
 先週末のポジティブサプライズはNYダウを上昇させており、決してリスク回避姿勢にはつながっておりません。このため日経平均の上昇につれて、さらなるリスク選好の円売り(上値窺い)が期待されるところです。一方で、リスク選好姿勢が台頭していたにもかかわらず、前記した前日高値の突破を窺う動きが先週末段階で見られなかったことは、少々気になるところです。
テクニカル的には三役好転だが…!?
 先週末の動きで日足・一目均衡表先行スパンの雲を明確に上抜けており、三役好転を描いています。このため98円半ばを中心としたこれまでのレンジからは“一段切り上がった”と考えるのが自然となります。それでも本日に関しては、「“底堅い動き”ながらも、上値を押さえられて“一旦、ポジション調整が優勢”」。そんな展開を想定して、マーケットに臨みたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.607(9/11高値)
上値4:100.018(ピボット2ndレジスタンス、大台、9/12-13高値)
上値3:99.663(9/20高値、9/11~10/8の76.4%戻し、月足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stレジスタンス)
上値2:99.404(11/7高値)
上値1:99.215(11/8高値)
前営業日終値:99.147
下値1:98.950(旧三角保ち合い上辺、大台)
下値2:98.593(100日移動平均線、11/7~11/8の38.2%押し)
下値3:98.483(50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、10/25~11/7の38.2%押し、11/7~11/8の50%押し)
下値4:98.344(ピボット1stサポート)
下値5:98.205(日足・一目均衡表先行スパン上/限、20日移動平均線、10/25~11/7の50%押し、11/7~11/8の61.8%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:49 ドル円 抵抗・支持ライン追加