<私の相場観>=水戸証券・投資情報部情報課長 門馬 且康氏

 10月の米雇用統計の内容が予想を上回ったことで、年内の量的緩和縮小の観測が高まり、円安・ドル高が進行した。

 日米間の実質金利差は拡大傾向にあり、今後も円安・ドル高傾向が強まり株価上昇の下支え要因となりそうだ。

 一方、日経平均が年初来高値をつけた5月の信用取引の6カ月期日接近や、今年末での証券優遇税制廃止に伴う株式譲渡益課税率引き上げに向けた“節税売り”、さらにヘッジファンド決算に伴う解約売りの需給懸念が指摘されている。ただ、いずれもイベント経過で懸念は払拭される。

 今後の物色対象として、5月高値の6カ月期日明け銘柄や、先行き受注好調が見込まれる建設関連銘柄が浮上しそうだ。個別銘柄では、新指数「JPX日経インデックス400」にジャスダック市場から採用されたUSEN<4842.T>、紙おむつなどに使用する高吸水性樹脂について、日仏で増産体制を構築して業績好調な住友精化<4008.T>、建設関連で業績急回復の日成ビルド工業<1916.T>、自動車部品関連で業績が回復基調にあるプレス工業<7246.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)