外為サマリー:1ドル99円ラインでもみ合う、イエレン発言に関心高まる

 11日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=98円98~99銭近辺と前週末午後5時時点に比べ82銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=132円24~28銭と同56銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は、99円ラインを挟み一進一退。先週末8日に発表された米10月雇用統計の非農業部門雇用者数が前月比20万4000人増となり、8月と9月の改定値も上方修正された。このなか、米量的緩和(QE)の縮小開始時期が従来予想の来年3月から前倒しされる可能性が高まり、円売り・ドル買いが強まった。ただ、99円を超えた円安水準では円買い戻しが流入する展開となっている。この日は、ベテランズ・デーでニューヨークの為替市場が休場となることも値動きに欠ける要因となった。
 米国では、目先目立った経済指標の発表がない状態となるが、13日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演と14日のイエレン次期FRB議長の公聴会の内容が市場の関心を集めている。特に、イエレン次期議長の発言は注目されており、それまで相場は膠着状態となる可能性もある。
 ユーロは、対ドルでは1ユーロ=1.3359~60ドルと同 0.0056ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)