12月前半は軟調に推移するが、後半は買戻しが期待できる

12月前半は軟調に推移するが、後半は買戻しが期待できる
日経平均株価は、12月前半は上値が重い展開となるが、12月後半は、株価上昇する期待が持てると考えます。年末相場の見通しを、過去の株価データを用いてシミュレーションしてみました。まずはじめに、12月前半の検証を行いたいと思います。

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検証対象:全銘柄
検証期間:1990/03/01~2013/11/11

買い条件
・12月初旬に寄り付きで買い

売り条件
・12月20日前後の寄り付きで売り
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12月初旬に上場株式全銘柄を購入して、12月20日前後に売却した場合の検証を行いました。上記内容で検証した結果は、以下の通りです。

【12月前半の検証結果】

 勝率: 45.77 %
 勝ち数: 28,627 回
 負け数: 33,920 回
 引き分け数: 1,775 回

 平均損益(率): -1.24 %
 平均利益(率): 8.45 %
 平均損失(率): -9.49 %
 プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 0.752

上記が、「12月前半」の検証結果です。検証結果を見ると、勝率は45.7%、1トレードあたりの平均損益は-1.24%です。この結果を見る限り、12月前半の相場は軟調に推移する可能性が高いと言えるでしょう。12月は、個人投資家の節税売りが出やすく、例年株式市場は上値が重い展開となります。特に、今年は「証券投資優遇税制」が廃止に伴って、例年以上に売りが出やすい環境が想定されます。過去の傾向や、「証券投資優遇税制」の廃止を考慮すると、12月前半の株式市場は、株価上昇しにくいと判断しました。

一方で、12月後半は、どうでしょうか?

12月後半の見通しを、過去の株価データを用いてシミュレーションしてみました。検証内容は以下の通りです。

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検証対象:全銘柄
検証期間:1990/03/01~2013/11/11

買い条件
・12月20日前後に寄り付きで買い

売り条件
・12月末の寄り付きで売り
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12月20日前後に上場株式全銘柄を購入して、12月末に売却した場合の検証を行いました。上記内容で検証した結果は、以下の通りです。

【12月後半の検証結果】

 勝率: 64.75 %
 勝ち数: 41,347 回
 負け数: 22,509 回
 引き分け数: 2,684 回

 平均損益(率): 2.38 %
 平均利益(率): 7.23 %
 平均損失(率): -6.24 %

 プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 2.127

以上が、「12月後半」の検証結果です。検証結果を見ると、勝率は64.7%、1トレードあたりの平均損益は2.3%となっています。この結果を見る限り、12月後半の株式市場は、例年株価上昇しやすい傾向があると判断できるでしょう。12月後半は、個人投資家の節税対策売りが一巡し、新年の相場に対する期待感から買いが入りやすくなる期待が持てるでしょう。特に、大発会(2014年は1月6日が新年最初の営業日)は、大きく株価上昇する傾向があり、12月のうちに銘柄を仕込む動きが出るようです。

今年は、「証券投資優遇税制」が廃止となるために、12月相場に対して、悲観的に考える投資家の方も多いでしょう。しかし、考え方を変えると、良好な銘柄を安く仕込むチャンスでもあります。例年12月前半は、株価が軟調に推移する可能性が高く、本年は特に、「証券投資優遇税制」の廃止に伴って、いつも以上に節税対策売りが出ることが想定されます。大きく売りが出ることで、良好な銘柄の株価が割安な水準まで下落する可能性が高く、絶好の押し目買いチャンスと言えるでしょう。過去のデータでは、12月20日を過ぎたあたりから株価上昇に転じる傾向があり、12月20前後は、みなさんが注目している銘柄を押し目買いするチャンスと言えるでしょう。

(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)