今週も戻りを試す局面はあっても、上値は限定的

今週は戻りを試す局面あっても上値は限定的
 先週の予測では、本格化している決算を前に一進一退の動きとなるとし、市場ボリュームが低水準のため先物主導によって振り回されるところがあるとしました。又、アメリカで重要な経済指標の発表があるため、為替の動きを見極めたいという動きも強いため、14000~14600円のレンジを想定しました。

 連休明けは、連休中の海外株高の流れを背景に上昇基調となって、6日(水)は14407円まで上昇しました。しかし、その後はトヨタの上方修正もすでに織り込みとなってインパクトとならず先物主導で売られ、7日(木)は▼108の14228円、8日(金)はNYダウの大幅下落と為替の円高を受けて一時14026円と14000円すれすれまで下げ、終値は▼141の14086円で引けました。6日(水)のチャート分析で、大きな三角保ち合い(A)の中で小さな三角保ち合い(B)を形成しており、目先は10月25日の14088円を下に切ると心理的フシの14000円、ここを切ると10月8日の13748円が下値ポイントとしました。結局、14000円を守って引けました。引け後のアメリカ市場で10月雇用統計が予想外の改善となったことでNYダウが史上最高値を更新し、ドルが買われて99円台となり、日経先物が14260円となっています。

 今週初めは、先週末の米雇用統計の結果を受けて為替が円安に進んだことで、買いが先行しそうです。アメリカでさらに株高とドル高が続けば別ですが、再び量的緩和の縮小時期の問題や財政協議、イエメン氏のFRB議長への指名会議への警戒感もあり、一段のドル高は難しいかもしれません。そうすると、国内では目立った材料も見当たらず、先物主導での荒い展開が予想されます。チャートでは、小さな三角保ち合い(B)の中の14000~14400円のボックス圏をどちらに抜けるかどうかとなりますが、どちらに抜けても大きな三角保ち合い(A)が控えており、トレンドとしての動きは出てきません。

 週明け11日(月)は、アメリカ株高と円安を受けて△184の14271円で寄り付き14304円まで上昇するものの、ここをピークに上値重く△183の14269円で引けました。