一段と手がかり難。反動安は回避

指数値幅が、極端に縮小
「値動きが非常に小さい一日」
昨日の高値引けの後、反動安があってもおかしくないところ、思った以上にしっかりした相場展開だったと言えます。
ひとえに、先物の手仕舞い(ヘッジファンドか?)と、欧州系の中長期マネー(年金か?)が、下ブレを限定的なものにしていると言えそうです。
肝心かなめの日本人が売り越し続きですから、なかなか上放れがしにくいようです。

「セクターと個別の動き」
一方で、同じ外人が大手ゼネコンなど建設株を、かなりまとまった空売りで叩いていると指摘されます。コストアップによる採算悪化が理由ですが、下方修正銘柄の買い戻しとは逆の手口になるわけで、指数の値幅が小さいだけに、こうした上下のブレを利用したサヤ取りに忙しいようです。
日経平均の後場の値幅は前場より小さい状況ですから、個別銘柄のブレに集中しているようです。値動きが、昨日に比べて極端に小さい割りには、出来高がほとんど昨日と変わりませんから、個別銘柄への取り組みが多いことが伺われます。
後場一段高ということになりますと、工作機械セクターがその代表的なところですが、そのほかでは、まとまったセクターとしてはあまり無さそうです。
メガバンクや、ソニーなども、前場の水準を大きく上回るということは無かったようです。

「JPXに見る先高期待」
もっとも、こうした決算を巡る個別株の変動に便乗したサヤ取りに終始している相場ですが、JPXが東証一部上昇率ランキング上位に入っているということから、全体的には先高を想定しているのではないか、という見方もあるようです。
ドル円は、おおむね後場は99.50円割れで推移することが多く、大引け間際から同水準を奪回するに至りました。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(11月12日⇒11月13日)は上昇銘柄群が、47.8⇒54.9%。下落銘柄群が52.2⇒45.1%。
6色帯は、7日連続で「赤(上昇の崩れ)」でしたが、本日確定足で、「緑(上昇)」に好転しました。
日経平均現物・先物は、「先読み」「未来の窓」は、25日足を明確に上抜きつつありますから、今後5日線、25日線ともにサポートに回っていきそうです。

ドル円は、「先読み」、「未来の窓」も基本的には同じです。
なかなか、目先は円高にブレるリスクはなくなってきていますから、株式相場の腰は強そうです。
ドル円は、大三角を上放れた
不思議なのは、ドル円の日足チャートが、5月高値以来の大きな三角持合をすでに上放れているにもかかわらず、その割りにはドル上昇の勢いがないことです。
ふつう、これだけの長い持合を上放れたら、普通はもっと勢いよくドル高になってもおかしくありません。
それが、いまひとつです。
これが、一体なにを意味しているのかわかりません。
場合によっては、先週末の米雇用統計数値は正確ではなく、次回の改定値では下方修正されると懐疑的なのかもしれません。
あるいはまた、今晩のバーナンキ議長、明日のイエレン次期議長の発言を確認したいために、勢いがためられているということなのかもしれません。
煮詰まりみせる米ナスダック
一方米国主要指数では、ナスダック指数の終わり値がこの3日ほとんど同じ水準の横這い続きです。
米10年国債利回りがここもと最高水準にまで達していることからして、目先米国で果たしてどういう市場の変化が起こるのか、要注意です。