三井住友など大手銀行株が堅調、商い伴い上昇波動鮮明に

 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が4日続伸で一時5000円大台を回復し5月13日の年初来高値を更新したほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>やみずほフィナンシャルグループ<8411.T>なども4日続伸で上値慕いの動きが鮮明。ここにきてメガバンクの株価堅調ぶりが際立ってきた。売買代金も増勢顕著で、三井住友は前日に続ききょうも売買代金トップを争う状況にあり市場の注目度の高まりを暗示している。
 米国では次期FRB議長に“超ハト派”ともいわれるイエレン副議長が就任する見通しで、量的緩和の出口戦略が遠のくとの見方が強まっている。いったんは世界の株式市場が量的緩和の縮小を織り込んでいただけに過剰流動性相場への期待が再燃、国内はアベノミクスを底流に米国に歩調を合わせた一段の金融緩和環境が想定され、これが恩恵セクターの代表格であるメガバンクへの物色意欲に反映されているかたちだ。日本の10年物国債金利は足もと0.6%台を割り込むなど低下基調で、銀行が保有する国債価値の上昇がファンダメンタルズ面で大きく寄与する。また、大手銀行株は個人株主が多く時価総額の大きい銀行株の上昇が、個人投資家の信用余力の拡大や資産効果の上昇をもたらし、株式市場全般にとっても潤滑油となる。ここ全体売買代金が2兆円大台を上回る日が増えていることが、その流れを裏付けている。

三井住友の株価は10時39分現在4970円(△25円)
三菱UFJの株価は10時39分現在643円(△8円)
みずほの株価は10時39分現在213円(△1円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)