<私の相場観>=いちよしアセットマネジメント・執行役員 秋野 充成氏

 株式相場は年末高に向けた環境が整ってきたとみている。日経平均株価は12月末までに5月高値(1万5942円60銭)を抜き、1万6000円に乗せる局面も期待できそうだ。

 5月高値銘柄は今月下旬には信用期日明けを迎え、需給改善からの上昇が見込める。証券優遇税制の廃止に伴う売りが懸念されているが、それも11月がピークだろう。

 米国の量的緩和(QE)縮小開始もしばらくは予想しにくい。米国の政局は来年1~2月頃にかけ再度、緊迫化もあり得るだけに、QE縮小開始は来年3月が有力だろう。足もとではNYダウは景気回復期待で最高値に買われているが、当面は過剰流動性が強まるなか、リスクオンからの世界的な株高も期待できる。

 為替も1ドル=100円乗せが見込め、102~103円を意識する展開も予想される。

 注目セクターは、トヨタ自動車<7203.T>などの自動車株、それに5月高値の三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など大手銀行株やオリックス<8591.T>など。三井不動産<8801.T>など不動産株にも期待したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)