東証1部以外から採用された「14社」に注目!入れ替えが頻繁に起こる可能性も?

来年1月6日からスタートの「JPX日経400」で、注目しておきたい銘柄と注意点とは?
■2014年1月6日からスタートの「JPX日経400」

JPX日経インデックス400(JPX日経400)の特徴は、時価総額の大きい企業のうち、
赤字会社などを除き、投資魅力の高い企業を選択したところにあります。

年金などの機関投資家は、これまでTOPIX(東証株価指数)を参考にして、銘柄の組み入れを行っていましたが、TOPIXの算出対象になる企業の中には赤字企業も含まれており、こういった企業も買わざるを得ないというマイナス面もありました。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、我々の年金を上場株式などで運用していますが、投資先にはこうした赤字企業も含まれているために、投資効率が悪いのではないかという指摘がされていたのです。

そこで、投資効率の改善を図るために開発されたのが、「JPX日経400」です。JPX日経400には、自己資本利益率(ROE)が高いことなどが選定基準になっており、効率的な経営を行っているとされる企業のみが対象となっています。

そのため、新指標の活用が期待されており、GPIFも来年1月6日から運用が始まるJPX日経400を積極的に利用すると見られています。GPIFは約120兆円の公的年金を運用し、国内外の機関投資家への影響力も大きいため、GPIFがTOPIXに代わってJPX日経400を運用の参考にすることになれば、これに追随する動きが予想されます。

■注目しておきたい銘柄と注意点

では、本題に移りましょう。JPX日経400の中でも注目の銘柄は、東証1部以外から採用された14社です。

1部以外でも、時価総額が大きいガンホー(JQ・3765)や、楽天(JQ・4755)が選ばれたことに驚きはありませんでしたが、USEN(JQ・4842)、スカイマーク(東証マザーズ・9204)が選定されたのには、意外感がありました。

両銘柄は、現在、年金など機関投資家の保有比率が低いため、運用が始まれば株価へのインパクトは大きいと見られます。

一方、注意すべき点は、日経平均株価とは異なり、銘柄の入れ替えが頻繁に起こる可能性がある事です。

JPX日経400の構成銘柄はROEなどを考慮して選定されたとすでに記載しましたが、過去3年間の平均値をもとに選ばれています。つまり、来年業績が苦戦し、赤字に陥る企業がある場合、構成銘柄が大幅に入れ替えられる可能性があるといえるでしょう。

また、上場して3年が経過していない企業は対象になっていません。そのため、時が経て上場後3年以上の条件をクリアした企業が新しく選ばれる事も十分考えられるので注目しておきましょう。

また、パナソニック(東1・6752)や任天堂(東1・7974)など、3年以内に赤字を計上していた企業が入っておらず、中長期的な視点にはやや欠けるため、TOPIXに次ぐ主要指標になるかといえば、疑問符も残るという事は、念頭に置いておいた方が良さそうです。

小野山 功