もう一度“下値の堅さを確認する必要”…?

意外と早かった100円回復!!
※ご注意:予想期間は11月16日と表示されていますが、本日(15日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 想定していたよりも早く、100円の大台へと到達してきました。

 “ハト派色が強かった”昨日早朝に伝わったイエレン・FRB副議長の証言内容(草案)は、余剰資金流入への期待感から日経平均をはじめとするアジア株式を押し上げました。このため「株高を背景にしたリスク選好」が台頭し、ドルを含めた主だった通貨に対して円は全面安となりました。こうしてイエレンの公聴会前の欧州タイムには、すでに100円の大台へと到達する動きを見せています。
 
 そして迎えた米上院公聴会では、実際に「雇用回復などを重視」等の“ハト派的な発言”が行われ、リスク選好姿勢は継続しました。もっとも草稿段階から織り込みにかかっていたこともあって意外感はなく、同発言を背景にしたさらなるドル売りは限定、NYダウも堅調推移を見せたものの、値幅はそれほど大きくはありませんでした。
引き続き“リスク選好の円売り”は台頭しやすい
 こうして迎えた本日は、“9/11高値(100.60円)を突破できるか?”“終値ベースで100円の大台を維持できるか?”がポイントとなってきそうです。

 上値を押さえてきた100円手前のドル売りオーダーをこなしたことは、「心理的な重石が取れた」格好となります。日経平均も15,000円を超えてきている状況だけに、さらなる上値への期待感が膨らみやすいところです。このため引き続き“リスク選好の円売り”が台頭しやすいと考えるのが、基本路線という
ことになります。
しかしリスク選好の前に立ちはだかる存在が…!?
 もっとも本日は週末であり、利益確定売りが頭を押さえる展開からは目を離すことができません。また“ハト派的”とはいわれているものの、昨日のイエレン発言には「大規模なバランスシートにはコストとリスクが伴う」「(雇用は)民間部門に力強さが見られ、今後も継続すると見られる」といった、タカ派とまではいえないものの中立的な発言も時折織り交ぜられています。このため「11月の米雇用統計次第では“12月のQE(米量的緩和)縮小の可能性”」が残されたと見ることが可能であり、資金流入への期待感から来る「株高を背景にしたリスク選好」の前に立ちはだかる否定はできないところです。
基本は“円売りは継続しやすい”だが、目先は“下値の堅さを確認する必要”!?
 “円売りは継続しやすい”とは考えますが、「100円・15,000円」という大きな節目に到達した状況でもあり、「まずは“利益確定”の流れ」を想定したいところです。そしてさらなる上値追いの前には、「もう一度下値の堅さを確認する必要」があると考えると考えたいところです。“終値ベースで100円の大台を維持することはできるでしょうか・・・?”
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:101.000(大台)
上値4:100.776(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:100.607(9/11高値)
上値2:100.392(ピボット1stレジスタンス)
上値1:100.148(11/14高値)
前営業日終値:100.007
下値1:99.761(11/14の38.2%押し)
下値2:99.607(月足・一目均衡表先行スパン上限、11/14の50%押し)
下値3:99.522(11/14の61.8%押し)
下値4:99.379(ピボット1stサポート)
下値5:99.102(11/12-11/14安値、11/7~11/14の38.2%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:09 ドル円 抵抗・支持ライン追加