<私の相場観>=光世証券・市場営業部門トレーディンググループ課長代理 小川 英幸氏

 11月8日以降、日経平均株価は1000円以上の上昇を見せ、1万5000円を回復した。上昇の要因には、米国の経済指標の好調により対ドルで円が100円となる円安展開となっていることや、信用期日の通過、日銀による追加緩和期待が挙げられる。だが、一気に1万6000円台に乗せられるかというと、それは難しいかも知れない。

 なぜなら、今回の臨時国会での成長戦略も市場の期待ほどではないだろうし、日本企業の第2四半期決算内容は市場予想に届かず、日経平均の予想EPSは若干下がり気味となっているからだ。ただ、年末にかけIPOが多くなっていることから市場の盛り上がりは継続される。取引の中心も現在のデリバティブ主体から、徐々に現物株主体へと移行していくだろう。

 上昇のきっかけとなるのは、日銀による追加緩和ではないか。4月に消費税が引き上げられることもあり、その前に追加緩和が行われると考えている。今のところ3月10、11日の日銀政策決定会合で緩和が決定され、株価の上昇ピッチが上がるような展開を予想している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)