先週の三角保ち合いの上放れはアベノミクス相場第2幕のスタート

チャートからは、当面は5月23日の高値15942円を目指す!
 先週の予測では、前週末のアメリカの10月雇用統計の予想外の改善を受けてNYダウが史上最高値を更新し、ドルも買われて円安になっていることで買いが先行するとしました。アメリカでさらに株高とドル高が続けば別ですが、量的緩和の縮小問題への警戒感や国内での目立った材料がないことを考えると、先物主導での荒い値動きが想定されるとしました。
 結果的には、アメリカの景気回復期待と次期FRB議長のイエレン氏の金融政策の継続の言明もあり、NYダウは連日の史上最高値更新となって週末は△85の15961ドルで終え、為替については量的金融緩和の継続で金利が低下しドルが売られるところですが、逆に株高に好感してリスク・オフのドル買いとなり、1ドル=100円の円安となりました。このようにアメリカ株や為替を背景に先物主導の一方的な買い仕掛けが現物株を引っ張り、11月5日のカラ売り規制の解除後の大量のカラ売りの踏み上げもあって、11月12日に14588円で小さな三角保ち合いを上放れ①し、引き続いて11月14日には14876円で大きな三角保ち合いも上放れ②し、週末15日(金)は7月19日の14953円を突破して15165円と約半年ぶりに15000円台を回復しました。可能性が低いとみていたものがすべて実現してしまいました。
 今週はチャートからみる限り、上値は15627円、ここを超えると今年の高値5月23日の15942円までフシらしいフシはないといえます。アメリカの量的緩和の長期化期待から世界の投資家が株式に資金を振り向ける動きが続いており、上値を試す展開が期待できます。ただし、先週1週間で1079円(7.66%)と急伸しており、その上げ方が先物の買い仕掛けによる一方的な上昇という側面もあり、円の動向次第では短期的な調整も考えられるところです。さらに急伸すれば、5月のピークをつけた時と同じような動きとなってきていますので、注意は必要です。
 週明け18日(月)は、先週末のアメリカ株高と円安を受けて△87の15253円で寄り付くものの、15273円をつけた後は為替がやや円高に振れたことで利益確定優先となり、▼1の15164円で引けました。