<話題の焦点>=ラーメンチェーン、世界的人気拡大、変貌のその時を見逃すな

 「和食」の世界無形文化遺産登録が、12月に正式決定するという報道が日本中を沸かしたのは先月のこと。和食の魅力は高級なものから低価格なものまで、そして味の多様性も大きな魅力だ。この和食という概念を少々広げて、日本食という観点で見れば、いまやラーメンも日本を代表する食文化のひとつといえるだろう。

 海外からの訪日観光客が増加をみせるなか、このラーメンを目当てに来日する外国人も多いという。これについて、世界初のフードアミューズメントパーク「新横浜ラーメン博物館」では、「ラーメンを目的のひとつに訪日する外国人は確実に増えている。訪日客の来場者数は、昨年は11万人、今年は15万人を見込んでいる」(広報)と言う。

 海外で日本のラーメン人気が拡大するなか、“本場の味”を売り物に、将来マクドナルドのような世界的飲食チェーンに変貌する可能性もある。既に、ラーメンチェーン店のなかには、アジアを足がかりに海外展開を急速に進めている企業も登場している。

 ただ、投資対象としては問題もある。多くの“ラーメン銘柄”があるが、その多くが人気薄で出来高も薄い点だ。ラーメンとは切っても切れない“餃子銘柄”を含め、中長期の視点に立ち同意するその日を見逃さないというスタンスが、現在の相場環境では肝要のようだ。

◆ラーメン関連銘柄

銘柄<コード>     内容

イートアンド<2882.T> 餃子をメーンに「大阪王将」ブランド展開
YSフード<3358.T>  九州地盤の筑豊ラーメン「山小屋」など展開。タイを中心にアジア進出も拡大
丸千代山岡家<3399.T> 北海道を拠点に東日本中心に展開。おすすめは「醤油ネギラーメン」
幸楽苑<7554.T>    福島を拠点に全国多店舗攻勢。アジアへの進出も
ハイデイ日高<7611.T> 「中華食堂日高屋」で繁華街を中心に攻勢かける
王将フード<9936.T>  関西を中心に「餃子の王将」を展開
ハチバン<9950.T>   北陸を中心に「8番らーめん」を運営、アジア進出も

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)