“9/11高値を突破できるか?”イベント第1弾!?

一時は100円割れも…
※ご注意:予想期間は11月21日と表示されていますが、本日(20日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 前日の流れを引き継いだこともあり、東京タイムは概ね下方向(ドル売り・円買い)への動きでした。こうして一時99.60円割れへと値を下げたドル円でしたが、その後は“世界的な金融緩和継続への思惑”を背景に続いている「株高のリスク選好姿勢」が次第に“ドル売り”から“キャリートレード絡みの円売り”へと変わっていったことから、NYタイム序盤には再び100円超へと値を戻しています。

 さらに「100円ちょうど」に設定されていたオプションの一部がNYタイム中盤に消滅(期限切れ)したことから、NYタイム終盤には100.25円まで上値を伸ばす動きが見られました。もっともそこではまだ残存している「100円ちょうど」のオプションに対する収斂圧力が働き、さらなる上値追いはお預けとなって100円ライン付近へと値を落としています。
本日はイベント目白押し!まずは欧州タイム序盤…
 こうして「100円ちょうど」のオプションが“少しずつ”消滅していく中、本日はイベントが目白押しとなります。

 まず欧州タイム序盤(日本時間17:30)には、公的年金の運用見直しを巡る政府・有識者会議の最終報告書が公表されます。「国債を中心とした現在の運用」から、「よりリスクは高いが、収益性も高い株式や外債等での運用(乗り換え)」がポイントとされていることから、その結果のみならず、事前の思惑によって円が大きく変動する可能性(円売り…?)には注意しておきたいところです。
そしてNYタイムへ…
 またNYタイムには、小売売上高・消費者物価指数等の主だった米経済指標、そして先月29-30日分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が予定されています。昨日も記したように、「株高を背景にしたリスク選好姿勢」の背景にあるのは「米QE(米量的緩和)の長期化観測」です。しかし「12月のQE縮小への思惑」も依然として燻り続ける中で、その有無および時期は「今後の米経済指標次第」とFRB(米連邦準備制度理事会)は明言しています。このため思惑が立ちやすく、マーケットを揺れ動かす可能性が否定できないところです。

 直近のFOMCメンバー発言は“比較的、慎重な姿勢(ハト派的)”が目立っており、議事録でもハト派に偏っていると「米QEの長期化観測」がさらに台頭することになります。金利格差面からドル売りとなる可能性がある反面、「株高のリスク選好姿勢」がNYダウをさらに押し上げても不思議ではありません。こちらもマーケットを揺れ動かす可能性は十分に持っていると、考えておくべきです。
基本は「100円ラインへの収斂圧力」だが…
 基本的には「株高のリスク選好姿勢」を背景にしながら、「100円ラインへの収斂圧力」がまだメインとなってくるのでしょうが、それでも本日に関しては「“9/11高値(100.60円)を突破できるか?”-第1弾」を巡る大きな揺れ動きを期待したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:101.000(大台)
上値4:100.866(7/19高値)
上値3:100.607(9/11高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:100.428(11/15-18高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:100.250(11/19高値)
前営業日終値:100.088
下値1:99.689(ピボット1stサポート)
下値2:99.571(11/19安値、11/13~11/15の61.8%押し、月足・一目均衡表先行スパン上限)
下値3:99.356(11/7~11/15の38.2%押し)
下値4:99.291(ピボット2ndサポート)
下値5:99.202(日足・一目均衡表転換線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:01 ドル円 抵抗・支持ライン追加