【レンジ推移】結局その後の指標待ち・・・。 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】99.50-100.30 【予想時刻】2013年11月20日 18:00
昨日は欧州時間くらいから中国人民銀行による人民元の変動幅の緩やかな拡大報道や年金運用改革の最終報告に対する期待、OECDによる世界経済見通しの引き下げなどで右往左往しながらジリジリと値を上げ100円台を再び回復しました。
本日は年金運用改革の最終報告では国債中心の運用比率を見直し海外資産の運用比率を高めるべきなどの見解が示されましたが、事前に予想された範囲内であることから発表前後は上下動しましたが、結局元の位置に戻ってきました。

今夜の注目材料
今夜は米国の10月小売売上、消費者物価指数、中古住宅販売件数、深夜にFOMC議事録と豊富なラインナップとなっています。小売売上のデータは先日発表されたGDPでは個人消費の伸び悩みが目立ったことから注目が集まりますが、10月分に関しては政府機関一部閉鎖などの影響からノイズの入ったデータとなることからこれだけでの判断は難しそうです。
消費者物価指数はドル高、資源価格の低下から強い数字が出るとは考えにくいです。市場の想定する以上に低水準となると欧州とともに先進国のデフレの危機がささやかれ市場の注目を集めるかもしれません。QE縮小開始の観測が後ずれする材料の一つにもなりえます。
中古住宅販売件数も政府機関一部閉鎖期間の影響を受けている可能性があります。ここのところ伸び悩んでいる同指標ですが、10月は金利が落ちつきを見せていた時期ということもあり、ポジティブな数字が出る可能性も否定できません。
最後にFOMCですが、強かった10月の雇用統計が出る前の会合となります。「今後の経済指標次第」という意見が多い状況であれば相場の反応は限定的なものと考えられますが、「QE縮小を開始しよう」という意見が多いようですと、その後に強い雇用統計が出たということも併せて意識されQE早期縮小観測が強まり、ドル買いが強まると考えられます。ただし、株式市場が売りで反応するような展開となると、リスク回避の円買いも強まるためドル円の上値は重くなると考えられます。
個人的には、前者となり、結局今後の経済指標待ちの状況となると予想します。その他の経済指標もブレの少ない11月のデータが見たいというのがマーケットの本音なのではないでしょうか。右往左往した後、また、100円を挟んだダラダラ相場に戻っていくと予想します。