利益確定売り、まだ続く。50円安いの3日続落

バーナンキ議長講演は材料視されず
朝方のバーナンキ議長の講演については、「必要な限り、超緩和的な金融政策を維持する」としましたが、市場は、好意的ではあるものの、イエレン副議長の証言内容を受けた後だけに、とくだん目新しい材料性はなく、株を買いあがる材料にはなりませんでした。
ただ、むしろイエレン副議長の方針が、バーナンキ議長以上のハト派的なものであるということが、かえって浮き彫りになったようです。
指数揉み合いからやや軟調気味
日経平均は、14時25分ごろ、本日安値15069円をヒット。前場の安値は15088円でした。
ドル円のほうは、この間とくに下げているという様子はありませんでした。
おおむね100円をはさんだ狭いレンジでずっと横這いという展開でした。
ちなみに、大引け後は、ややドル高気味。
全体に、昨日同様、利益確定がまだ続いている模様です。一応、手がかり材料として、今晩のFOMC米連邦公開市場委員会)議事要旨や、明日まで行われている日銀金融政策決定会合を控えて、様子見ということでしょう。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(11月19日⇒11月20日)は上昇銘柄群が、87.5⇒85.3%。下落銘柄群が12.5⇒14.7%。
6色帯は、「緑(上昇)」 6日連続です。
日経平均現物・先物は、「先読み」「未来の窓」は、いずれもブルーの連続。ただ滑落というよりは、横這いに近いトレンド想定です。
本日は、拮抗とはいいながら、値上がり銘柄数が、値下がり銘柄数を上回っていますので、必ずしも、弱くて仕方が無いということでもありません。

ドル円は、「先読み」、「未来の窓」は、「先読み」こそブルーながら、「未来の窓」は連続のピンク。ただ、横這いからジリ高傾向のトレンドのようです。
日経平均のRSIが、ダイバージェンス(逆行現象)です。
指数が高値更新をしている10-11月の過程で、RSIは上値がかなり明確に切り下がっています。
後述しますように、ダイバージェンスが「破られる」という例外的なケースもありえますが、ここは教科書通り、注意をしておいたほうが良いでしょう。
米主要株式指数のRSIのダイバージェンス進行
先般も指摘しました米国主要株価指数のRSIは、このところ、ダイバージェンスがますます鮮明なものとなってきています。
S&P500、ダウ工業株・輸送株指数、ナスダック指数と、いずれもそうです。
指数が高値を更新しているにもかかわらず、その上昇の勢い(モーメンタム)はむしろ減退しています。
9月から10月にかけても、同じダイバージェンスが発生しており、通常はその後、株価は調整するのがふつうでしたが、きわめて例外的なことが起こりました。
ダイバージェンス「破り」です。
指数は、上昇の勢いが減退していたにもかかわらず、けっきょく高値更新となってしまいました。
その大きな要因が、誰も想定しなかった米雇用統計がきわめて強かったこと、そしてイエレン次期連銀議長の方針が、バーナンキ議長よりもさらにハト派的であると市場が認識したことの、二つでした。
株が下がる場合のシグナル
もしこの株高が、例外的な強さを持続させるとしたら、その腰折れのきっかけになるものの一つに、米10年国債利回りの反転上昇という動きが出てくるところでしょう。
今のところは、この長期金利は、2.7%台後半から低下気味ですが、ちょうど50日・100日移動平均線の上で膠着状態となっています。

この長期金利が、主要移動平均線を割っていくときに、株が下がるか、それとも急伸するときに株が下がるか、どちらかわかりませんが、そこで株が下落するとしたら、前者の場合は、年末商戦が不調なのではないかといったような懸念が理由とされるでしょうし、後者の場合は、連銀の量的緩和策縮小想定で株が下がるということになりそうです。