<検証話題株・日産自動車> 業績下方修正で調整局面へ、三菱自と提携強化しEV推進(2)

 これがネガティブサプライズと受け止められ、収益回復の遅れなどを理由に、日産自動車<7201.T>を大和証券が投資判断「1(買い)」から「3(中立)」へ、ゴールドマンサックス証券も「買い」から「中立」など複数の証券会社がレーティング引き下げに踏み切り、5日時点で円高・ドル安傾向にあった為替相場も株価にマイナスに作用した。

 ただ、5日に急落して以降、株価は順調に下値を切り上げるかたちで、上昇に転じている。株価が急落する前日1日の高値992円から急落した5日の安値850円までの下落幅の半値戻しを達成している。しかし、PERは11倍水準と依然として割安水準にある。

 日産自と三菱自<7211.T>は、低迷する電気自動車(EV)のテコ入れに乗り出す。日産自は14日、国内で2014年度に商用車タイプのEV「e―NV200」の販売を開始すると発表。「リーフ」に続く2車種目のEVで、16年度までにさらに2車種追加する計画だ。

 09年5月に発売した商用車「NV200バネット」をEV仕様とし、スペインのバルセロナ工場で生産し、日本を含め世界各地での販売を予定している。

 また、5日に、ルノー・日産自連合と業務提携関係を拡大すると発表した三菱自は14日、EV「アイ・ミーブ」の値下げを発表。上級グレード「X」は従来モデルに比べ約90万円値下げし、290万1150円。政府の補助金85万円を使えば、約205万円で購入可能だ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)