<検証話題株・日産自動車> 業績下方修正で調整局面へ、三菱自と提携強化しEV推進(1)

 日産自動車<7201.T>は、今回の4~9月期決算発表のなかでも、市場関係者から“ネガティブサプライズ”と受け止められた銘柄の一つといえる。新興国での販売低迷などを背景に、14年3月期の連結業績見通しを下方修正した。証券各社の投資判断引き下げも相次ぎ、大幅安を強いられた。三菱自動車<7211.T>との提携強化などで巻き返しを狙う。

 1日の14年3月期通期業績下方修正を受けて、3連休明けの5日に日産自の株価は大幅安となった。当日は一時、前週末比111円(11%)安の850円まで売り込まれ、終値は861円と急落した。

 従来予想の売上高10兆3700億円を10兆1900億円(前期比16.6%増)へ、営業利益6100億円を4900億円(同11.7%増)へ、純利益4200億円を3550億円(同4.1%増)へそれぞれ下方修正した。

 13年度上期(4~9月)の世界販売台数は、国内、北米で伸びた一方で、欧州のほかロシア、インド、ブラジルなどの新興国で落ち込みが激しく、前年比1.5%減の244万台にとどまった。通期の販売台数見通しは530万台から520万台に見直した。北米などで発生したリコール費用なども響いているという。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)