東京株式(大引け)=289円高、先物主導で上昇加速

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 21日の東京株式市場は買い先行で始まり、その後も一貫して買い意欲の強い展開だった。為替の円安傾向を追い風に後場後半から買い直され、ほぼ高値圏で引けた。
 大引けの日経平均株価は前日比289円高の1万5365円と急反発。東証1部の売買高概算は25億2099万株、売買代金は2兆3466億円。値上がり銘柄数は1198、値下がり銘柄数は419、変わらずは142銘柄だった。全体の7割弱の銘柄が上昇するなかで売買代金も2兆円台を大きく回復した。
 きょうの東京市場は為替が円安傾向にあったことから買い優勢でスタート。その後は利益確定売りに伸び悩んだが、取引時間中に円安が徐々に進行、これを受けて先物に買いが入り、裁定買いを通じて日経平均株価が押し上げられる構図となった。財務省発表の海外投資家による日本株の買い越し額が前週分で過去2番目となる高水準だったことが、流動性相場の色彩を強める背景となっている。中国PMIの低下を受けてアジア株が総じて軟調に推移したほか、日銀の金融政策決定会合の結果は「現状維持」だったが、いずれに対しても反応は限定的だった。
 個別では、ソフトバンクが断トツの大商いで新高値に買われたほか、ファーストリテも値を飛ばした。チタン工が急伸、ドワンゴ、KDDIなども大幅高となった。また、保土谷化、ナイガイなど仕手系材料株も商いを伴い上値を追っている。半面、鉄建、熊谷組などが売りに押され、日コンベヤも安い。サンフロンティア、宮地エンジなども下げた。三井化も軟調。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)