12月テーパリングの思惑は?新規失業保険申請件数に注目=外為どっとコム総研 神田卓也

7/19以来の高値を示現
東京市場のドル/円は、米長期金利の上昇や日経平均の大幅高を背景に、7月19日以来の高値となる100.80円前後まで上昇した。
米10年債利回りは9月以来の水準に上昇
昨日公開された米FOMC議事録(10月29-30日分)がややタカ派的と看做された事に加え、セントルイス連銀のブラード総裁が「11月の雇用統計が強い内容となれば12月のテーパリング(緩和縮小)の可能性を高める」と発言した事を受けて、米10年債利回りは、FOMCが予想外の緩和縮小見送りを発表した9月FOMC時の水準に上昇した。
新規失業保険申請件数に注目
こうした中、本日のNY市場では11月雇用統計の調査週にあたる11月16日の週までの新規失業保険申請件数(22:30)が発表される。
事前予想の33.5万件を下回れば、早期テーパリング観測を強める事になるだろう。ただ、早期テーパリング観測を嫌気して株価が下落してしまえば、リスク回避の円高圧力がドル/円の重石となる可能性もある。
指標の結果だけでなく、株価や長期金利の動向にも目配りが必要だろう。
米要人発言にも要注意
また、米金融政策当局者の発言機会も多い。パウエルFRB理事(23:45)、ラッカー・リッチモンド連銀総裁(26:30)が講演を行うほか、ブラード・セントルイス連銀総裁は昨日に続き講演する(27:00)。