先物主導の指数上昇加速

大引け後、日経先物は15400円台へ
朝方の予想では、昼ごろの日銀金融政策決定会合の結果が出たあたりから、先物主導で波乱があるかもしれないと想定していましたが、フタを開けてみれば、むしろ日銀の会合前、前場に日経平均が急伸し、後場は、むしろ若干甘くなって、後場の安値15260円をつけました。
その後切り返し、15300円代で推移。

日銀の金融政策決定会合は、結果見送りで、あまり反応はありませんでした。
日経平均寄与度の大きい値ガサ株の貢献は前場より増しており、ファーストリテイリング、KDDI、ソフトバンク、ファナック、京セラ、ホンダ、ダイキンなどトップ7銘柄だけで、150円分以上ありますから、物色の集中が結構、出ているということになるでしょうか。

大引け直後、ドル円は一気に上昇して100.79円をヒット。(16時25分には100.84円をヒット)
日経先物も、一段と買い進まれ、15440円まで上昇。(16時30分には15480円をヒット)
奇妙な相場の中身
これだけドル円が上昇しているにもかかわらず、もっともそのメリットを受けるトヨタ自動車は小甘く10円安。
また、過剰流動性ということであれば、本来やはりメリットを受けるはずの不動産大手は、軒並み下落。建設株も似たような動きです。
前場と同様、指数寄与度の高い値ガサ株が裁定解消買いで上昇しており、これが指数を押し上げる格好になっています。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(11月20日⇒11月21日)は上昇銘柄群が、85.3⇒85.7%。下落銘柄群が14.7⇒14.3%。
6色帯は、「緑(上昇)」 7日連続です。
日経平均現物・先物は、「先読み」「未来の窓」は、長いピンクが出てきました。完全に上昇トレンド入りです。

ドル円は、「先読み」、「未来の窓」は、それ以上のものがあります。指数はまだ一部ブルーがちらつきますが、為替のほうは一貫して連続ピンクです。
現物引け後、さらに先物は買い進まれています。
昨日までは、押し目三日間、下げそうで下げないという状況でしたが、本日はまた先物主導で見切り発車的な動きになっているようです。
機械株の勃興が本物であれば、本格的な景気拡大を織り込むブル相場ですから(単なる過剰流動性ではない)、ますますフルインベストメントからなかなかポジションを落とせない、(短期の売買を繰り返すのは、不利)ということになります。
本日加速した日経平均
本日、とくに、ドル高のサポートがあったとはいえ、遥かに為替相場より先行して上昇してきた日経平均が加速した点については、直接的なきっかけは、先週の対内投資金額(株式)が、1兆2900億円超という外人の買い越し・流入という数値だったと言われています。
4月の異次元緩和発動時に、過去最大の1兆5800億円という最高額を記録しましたが、これに次ぐ状況です。
基本的な構図は、先物の空売り買戻し
個人の信用買い残は急減しましたが、これはご存知のように絶対期日の到来、株価上昇とあいまって解消した格好でしょう。一方売り残は増大しています。5月急落前は、売り残は一気に減少していました。
5月との違いはまさにここで、買い残が減り、これだけ売り残が多くなってくるということは、相場の先高につながる伏線と考えると、5月急落前の状況とは、まったく違うということが言えます。
単純に言えば、完全に踏み上げ相場になっており、足かせとなっていた買い残が絶対期日の到来で減少したことにより、なおさら軽くなっているということになるでしょう。
外資系の動向
つとに注目されるのが、ゴールドマンのポジションでしょうか。
先週まで13000枚の日経先物の売り越しをしていた一方で、突如としてコールオプションを4000枚以上買い込むなど、動きがはっきりしません。
本日の前場の日経平均急伸にこれがどれだけ影響していたかわかりませんが、もし関連があるのだとすれば、先物のポジションを殺したまま、コールオプションを上に仕掛けたということが、もしかしたらあったかもしれません。
コールオプションの上値を想定する需給から言えば、かなりの強気相場ということが言えるでしょう。
正直、考えにくいほどの強気がオプション市場には見られます。