週末のポジション調整に“一応は”警戒を…

9/11高値を突破、さらに101円ラインも…
※ご注意:予想期間は11月23日と表示されていますが、本日(22日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 追加緩和こそ見られなかったものの、日銀は予想通り「異次元緩和の継続」を決定してきました。これは「QE(米量的緩和)の早期縮小」が囁かれている米金融政策とは明らかに立ち位置が違うことを意味するものであり、この思惑が「およそ半年ぶりの高値更新を先物主導で見せた日経平均」「9月中旬以来の水準へと拡大した日米金利格差」をもたらしました。つれてドル円はポイントとされた“9/11高値(100.607円)”を東京タイム終盤で“あっさりと”突破し、NYタイム序盤にはさらに101円ラインをも突破する急伸を見せました。
米経済指標・NYダウも後押し
 101円突破の際には、米経済指標も後押ししました。次回(11月分)の米雇用統計の調査期間に含まれる新規失業保険申請件数が前週より大きく減少した32.3万件となったことで、「QE(米量的緩和)の早期縮小観測」がさらに増大したからです。注目していた“直近11月分”フィラデルフィア連銀製造業PMIは「19.8⇒6.5と急低下」となったことで“上値を押さえるブレーキ役”という逆の動きで機能しましたが、NYダウが史上最高値を更新する急反発となったこともあり、リスク選好のドル買い・円売りは継続しました。
“ドル買い・円売り”が台頭しやすい状況
 こうして想定した以上となる101円台で昨日の取引を終えており、さらなる上値追いも期待されるところです。

 冒頭でも記したように、日・米の金融政策は明らかに立ち位置が異なってきています。このため“ドル買い・円売り”への思惑が台頭しやすく、“さらなる仕掛け的な動き”が入って来やすいと考えるのが自然となります。また上値メドを更新したばかりでもあり、過熱(行き過ぎ)感がそれほど見られていないことも、こうした思惑を後押しする可能性が否定できないところです。
ただし週末のポジション調整には“一応”警戒を…
 本日は週末ですので、当然「利益確定売り/ポジション調整」を想定しておかなければならない局面といえます。しかし「押し目待ちに押し目なし」との格言もあり、少しでも押したところではすかさずドル買いが入ってくる可能性が高まっています。また「それまでにはまず間違いなくポジション調整が入る」と見られる感謝祭(サンクスギビングデー)ですが、28日と“もう少し時間があります”。このため週跨ぎのポジションに対するリスクへの意識が、少し薄れている感も否定できないところです。

 もっとも週末では「イケイケでさらなる上値追いを示現」といった展開も想定しづらいところですので、本日に関しては「次の目標(7/8高値・101.532円)に向けた小幅高」を期待しつつ、「ポジション調整に“一応”は警戒」。そして「あらためて底堅さを確認」しながら、「今週の取引を終える」。そんな展開を想定しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.000(大台)
上値4:101.927(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:101.815(11/15~11/19の261.8%戻し)
上値2:101.532(7/8高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:101.291(7/9高値)
前営業日終値:101.141
下値1:101.000(大台)
下値2:100.607(9/11高値水準、11/19~11/21の38.2%押し)
下値3:100.366(11/19~11/21の50%押し、11/15-18高値水準、ピボット1stサポート)
下値4:100.225(日足・一目均衡表転換線、11/19~11/21の61.8%押し)
下値5:100.002(11/21安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:12 ドル円 抵抗・支持ライン追加