週末控え、大引けは上げ幅を縮小。辛うじて日経平均は続伸

後場、失速の日経平均・ドル円
後場、さすがに週末を控えた利益確定でしょうか、失速。
ドル円は101円台をなんどか割り込む局面がありました。現物大引け段階では101円台を回復して終わっています。
日経平均は、58円安まで下落したものの、大引けはなんとか、16円高で終わりました。

ソフトバンクが伸び悩みとはいえ、2%以上上昇を維持し、いかにも相場を「作った」観があります。
上昇セクターと、下落セクターは、ちょうど半々ですが、値下がり銘柄数が圧倒的に多いため、日経平均こそ小幅プラスで続伸とはいえ、中身は下落と解釈していい内容です。
今週の日経平均は、前半3日下げて、後半2日上昇したことになります。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(11月21日⇒11月22日)は上昇銘柄群が、85.7⇒87.9%。下落銘柄群が14.3⇒12.1%。
6色帯は、「緑(上昇)」 8日連続です。
日経平均現物の「先読み」「未来の窓」は、連続ピンクで強勢トレンドのままです。
先物のほうは、目先ピンクですが、ややその先にブルーがちらつきます。が、大きな流れとしては上昇トレンドといっていいでしょう。
ドル円は、前場段階と変らず、上昇トレンドを維持しました。
日本経済復活のシンボル・ストック
アベノミクスによって、日本経済デフレ脱却ができるのか、市場は大いに期待しています。
とくに製造業において、海外勢の攻勢の前に、シェア減少、乗り遅れによる敗退、事業縮小など、株価の止め処も無い下落に陥ったものが、ここへきてにわかに大きな反発局面を迎えているという例が散見されます。
代表的なものは、任天堂、シャープ、パイオニアでしょう。
これらのうち、黄金銘柄リストに載る要件をクリアしているのは、パイオニアだけですが、これを含めて3銘柄とも、ある意味日本経済、それも製造業復活の象徴的「事件」になるかもしれません。

任天堂には、資金量の潤沢さから、企業内部・経営者の危機感がいまひとつ、市場には伝わってきませんが、足元で強勢を張っているのは否定できません。
安物買いのバリュー投資という見方はできるかもしれませんが、従来的なPBRをベースとしたものというよりは、むしろ「潜在成長力を、バリュー的に買う」という発想かもしれません。
これらを買うという判断が結果として報われることになるかは、もちろんわかりませんが、日本経済が本格的に軌道回復するかどうか、一つの大きな試金石になっていることは十分に考えられそうです。