円安第2幕は「一気に」進まない?!

8ヶ月連続の円安1幕とは違いそうな「円安続編」
ドルは5月末まで8か月連続陽線引けとなってから一服、方向感のない一進一退が続いてきたが、5月末の終値が100.3円程度だったので、かりに11月末の終値がそれよりドル高になったら、6か月ぶりに月末終値のドル高値更新で、新たなドル高・円安、つまり「円安第2幕」が始まった可能性が出てくる。ただ、過去のパターンを参考にすると、それで「1幕目」のように一気に数か月続くドル一段高が始まるかは、少し別のようだ。

 今回ほどではないが、7か月連続でドルが陽線引けになったのは、1995年7月から1996年1月にかけての局面、そして2000年9月から2001年3月にかけての局面だった。一直線のドル高が一服した後、前者は4か月後、後者は9か月後に、それぞれドルは月末終値高値を完全に更新するところとなった。

 ただ、ともに2か月連続で月末終値ドル高値更新となったところで一段落。その意味では、再開した新たなドル高・円安、つまり「円安2幕」は、必ずしも「1幕」のように数か月連続でドル陽線になるような、いわば一直線の展開とはちょっと違っていた。

 さて、11月末の終値が100.3円より大きくドルが上回ってくると、月足チャートの観点からは、新たなドル高・円安、「円安2幕」が始まった感じになってくる。ただ過去の似たようなパターンを参考にすると、それが「1幕」ほど一気に一直線に進む動きになるかというと、微妙かもしれない。(了)