保土谷が出来高増勢のなか上値追い、有力筋の介在思惑

 保土谷化学工業<4112.T>が需給相場の様相を強めている。同社は電子材料への展開に厚い中堅化学メーカーだが、特に有機ELの発光材料を手掛け独自技術を擁していることで同関連有力株として注目筋が多い。そうしたなか、ここにきて「ナイガイ<8013.T>を手掛ける特定資金の買いが同社株に波及している」(証券関係者)との観測が浮上、にわかに大口の個人資金など短期筋の追随買いを誘導している。真偽は定かではないもののナイガイは日本カーバイド工業<4064.T>などを買った資金が絡み、かつて仕手集団として名を馳せた資金の介在がまことしやかに噂にのぼっている。「本命はナイガイ」(同)との見方が強いようだが、低位材料株への物色資金が広がりをみせるなか、新たな物色の矛先が材料性豊富な同社株に向かっていることは確かなようだ。株式需給面では「東ソーの持ち株売却意向で受け皿の思惑も底流している」(同)もようだ。売買代金は9時50分現在で前週末の売買高を既に上回っている。

保土谷の株価は10時16分現在231円(△15円)
ナイガイの株価は10時16分現在115円(△▼0円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)