<話題の焦点>=グラノーラ、健康志向で需要拡大

 ダイエットなど健康志向に支えられてシリアル食品「グラノーラ」の人気が拡大を続けている。成熟商品の多い食品業界のなかで、数少ない成長商品としての期待が寄せられている。米国では主食として1兆円の市場規模を持つシリアル食品。日本では年間200億円程度と長期間伸び悩んでいたが、急拡大の可能性が浮上してきた。

 グラノーラは、オーツ麦を中心に、トウモロコシ、ライ麦、米などの穀物を、ハチミツなどの糖分や油脂分を加えて焼き上げたシリアルの一種。ドライフルーツやナッツなどがミックスされることが多く、グラノーラという名前は、グラニュラー(粒状)、グレイン(穀物)という言葉から付けられたという説もある。

 主原料のオーツ麦は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を豊富に含む。この水溶性食物繊維は、糖や脂質の吸収を緩やかにしてダイエット効果が期待でき、有害物質の吸収を妨げる働きを持つことも知られている。よくかむことで満腹中枢が刺激され、満腹感が得られやすいのもポイント。

 現在、国内の主要メーカーは、販売を味の素<2802.T>が担当している日本ケロッグ、日清食品ホールディングス<2897.T>傘下菓子メーカーの日清シスコのシリアル食品を主力とする両社に加え、カルビー<2229.T>、アサヒグループホールディングス<2502.T>傘下のアサヒフードアンドヘルスケアの合計4社。カルビーはドライフルーツを加えた「フルグラ」の好調で、コーンフレーク主体の2社を抑え、シリアル市場でトップシェアに躍り出ている。

◆主なグラノーラ関連銘柄

 銘柄<コード>   今期営業増益率   株価    PER

カルビー<2229.T>   14     2622   33.2
アサヒ<2502.T>     8.8   2761   19.1
味の素<2802.T>    ▼4.5   1470   18.8
日清食HD<2897.T>   6.5   4160   23.8

※株価は21日終値(単位:%、円、倍)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)