<私の相場観>=証券ジャパン・調査情報部長 大谷 正之氏

 今週は感謝祭による米株式市場の休場もあり、外国人の買いはやや沈静化するものの、海外株高、円安進行、信用期日明けに伴う需給改善などの投資環境の好転もあり、年初来高値更新の展開となりそうだ。円相場も三角もちあいを円安方向に放れており、買い安心感につながっている。

 海外投資家の日本株への買い越しが急増している。背景には自国株式市場の復調や、日本企業の業績回復に伴う割安感への見直しがある。物色対象は、セクター選好よりも、信用取引の需給改善銘柄に注目したい。

 個別銘柄では、全セグメントで売上高、営業利益ともに前年同期および、期初計画を上回り、24年ぶり上場来高値を更新したオムロン<6645.T>に注目。一方、TOA<6809.T>は、商業施設や学校などの構内放送設備と監視カメラなどのセキュリティーシステムが2本柱。来期以降、東京五輪の競技会場建設が始まり、監視カメラなどの受注拡大が見込める。また、自動車用精密ばねやファスナー部品が主力で、国内の主要完成車メーカーすべてに採用されているパイオラックス<5988.T>にも注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)