<動意株・25日>(大引け)=岩谷産、KNTCT、東洋炭素

 岩谷産業<8088.T>=8日続伸。水素エネルギーに対するテーマ性が再燃、特に水素を燃料に使う燃料電池車の普及シナリオが一段と色濃いものになっており、同社株の人気につながっている。大手自動車メーカーも本腰を入れ、2015年に日米欧で燃料電池車の市販を始める方針が伝えられており、それと並行して水素ステーションの全国設置が一気に進む見通しだ。そのなか岩谷産は水素搬送を手掛けるトップサプライヤーとして2015年には全国20カ所の水素ステーションを手掛ける計画で、中期的にも事業機会の拡大は疑いのないところ。

 KNT-CTホールディングス<9726.T>=人気再燃。脱デフレを謳うアベノミクス効果は旅行需要にも波及、同社の収益環境は追い風にある。また、富士山の世界遺産登録や、2020年の東京オリンピック開催が決まったことで、安倍政権が推進する訪日外国人の増勢も今後中期的に見込める状況にある。海外富裕層の長期滞在を可能とする制度導入や大型クルーズ船に対する入国審査の迅速化なども政策的に後押しされており、同社の収益機会の拡大期待が再び株価に反映され始めた。

 東洋炭素<5310.T>=大幅反発。12月9日と10日に開催される公益社団法人応用物理学会 先進パワー半導体研究会(旧SiC及びワイドギャップ関連半導体研究会)主催の第22回講演会併催展示会に出展することが注目される。ワイドバンドギャップ半導体を使ったパワーデバイスは、電力の節約に貢献すると期待されており、国内外で精力的に研究開発が進められている。

 日本通信<9424.T>=ストップ高。日本のアップルオンラインストアでiPhone 5sとiPhone 5cのSIMフリーモデルが販売開始されたことからSIMフリーモデルで動作可能なマイクロSIMを提供している同社が注目を集めている。同社のSIMフリーモデルと同社の「スマホ電話SIM」のプランを組み合わせれば割安な通信料金でiPhoneが利用可能になることから契約数の拡大が期待される。

 ミタチ産業<3321.T>=ストップ高。前週末22日の取引終了後、14年5月期の連結業績見通しを売上高330億円(前期比5.1%増)、営業利益6億円(同9.5%増)は従来予想をそのままに、純利益を4億4000万円から5億円(同15.4%減)に上方修正しており、これを好感した買いが相次いでいる。上期に利益構造の改革が功を奏したほか、債権の回収があったことなどが要因としている。

 WDBホールディングス<2475.T>=急騰。22日の取引終了後、12月13日付で東証2部から東証1部へ指定されることになったと発表。TOPIX組み入れに伴う需給好転を期待した買いが流入している。また期末に東証1部指定の記念配6円を実施することも公表。今期配当は中間配当の5円と合わせ年22円(前期比実質7円増)となる。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)