ドル/円の牽引役は株価を睨んだ円の動き=外為どっとコム総研 神田卓也

半年ぶり高値を示現
東京市場のドル/円は、5・10日の仲値公示に向けたドル買いが強まると101.50円台へと上昇。
さらに、日経平均株価の上昇を眺めて上値を伸ばし、5月29日以来の高値となる101.90円台を示現した。
ドルはマチマチ円の動き、牽引役は円に
足元で、ドル/円の上昇を牽引しているのは「円安」であり、ユーロやポンドを中心に欧州通貨に対する円売りが際立っている。一方でドルは、欧州通貨に対して弱含む半面、資源国通貨に対しては強含むなど、米量的緩和の縮小時期に関する不透明感から明確な方向感が出づらい地合となっている。
本日も、ドル/円の値動きの牽引役は円になると見られ、円の方向性のカギは欧米の株価動向が握っていると言えるだろう。
102円乗せなるか?
株価の上昇基調が続けば、ドル/円が102円へ突入する可能性が高まる。102.000円には各種オプションの設定が観測されているだけに防戦売りが出やすい一方で、上抜ければストップロスを巻き込んで上伸する事になりそうだ。
反対に、欧米株価が反落(史上最高値の更新が続くNYダウには、感謝祭休暇を間近に利食い売りが入りやすいとの警戒感もくすぶる)するようだと、102円乗せはお預けとなり、本日の上昇の起点となった101円台前半まで押し戻される事も考えられる。