ドル円は5月の高値を試す展開か

反落リスクはユーロ円から
金曜日、NYダウが連日の史上最高値更新となったことや、週末にイランの核開発に関する欧米との協議で大きな進展があったことなどから、先週のリスク選好の動きが一段と強まって、ユーロ円は約4年ぶりとなる137円台まで上昇し、ドル円も7月8日につけた101円台半ばの高値を上抜いてきました。

週足一目均衡表を見ると、もともと今の水準は抵抗帯(雲)を上回っていましたが、先週の引けで転換線が基準線を上回って、さらに今週の引けが100円台半ばより上で引ければ遅行スパンが実体を上回ることとなりますから、いわゆる「三役好転」という形になります。

「三役好転」は、一目均衡表では重要な買ポイントとされています。もちろん絶対の指標などありませんが、今日の上昇を見ても、市場参加者が意識していると考えられます。

ここから上には大きな節目としては、今年5月22日の103.70円台の高値までは、これといった大きなポイントはありません。したがって、株式市場が堅調であれば、数週間でその高値を試す展開が予想できます。

先週末に発表されたシカゴIMMのポジションでは、円ショートがこのところの最大水準を上回り、2007年7月以来の大きさになっていて、これ以上の円売りは難しいのでは、との見方もあります。しかし、円ショートが最大だった2007年6月から見れば、まだポジションは6割程度ということから、これ以上円売りができない、と考える必要はないでしょう。

ただし、4年ぶりの高値水準のユーロ円が伸び悩む展開となると、全般的に円売りのポジションの巻き戻しが強まって、結果的にドル円も反落する、という可能性もあります。