日経平均、一段上昇。高値引け

日経平均大引け、15619円
後場、日経平均は、2時過ぎから一段上値追い。
ドル円も101.89円まで上昇。
週明けから値を飛ばした日経平均ですが、ここへきてようやくドル円の上昇を好感するカテゴリーに、買いが入ったということのようです。
セクターでは、精密、電機、輸送用機器という、ドル高を好感する三羽烏が上昇率上位に台頭しました。
当初、ドル円急伸に半信半疑だった市場が、ドル円の101円台突入で、少なくとも100円台を下値に定着するかもしれないという期待感、楽観論からこうした動きが出たのではないかと考えられます。
大引け前に、ドル円は101.89円の突破を試みますが、面合わせまで上昇しますが、そこで時間切れです。
なお、日経平均は高値引け、12600円台確保で大引けを向かえました。
黒田日銀総裁発言
フランス側の主催のコンファレンスで、黒田日銀総裁が放った発言が、後場のドル一段高に寄与したとも言われています。
黒田総裁の発言自体は、「足元、金融緩和の効果が出ている。」「必要に応じて調節する。」という二点が骨子のようでしたが、とくべつ目新しい内容ではありません。
ただ、後者のほうは、同じく繰り返して述べた「2015年度中に、物価上昇率2%を達成する」としたこととリンクして、日銀としてはこの物価上昇率の達成のために、新たな緩和措置などに踏み切ってくると、市場は先読みしたようです。
この先読みそのものは、正しいでしょう。
現状のピッチでは2%達成が難しいのは言うまでもありませんから、当然新手の政策を打ってくると考えられます。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(11月23日⇒11月25日)は上昇銘柄群が、86.6⇒88.8%。下落銘柄群が13.4⇒%11.2。
6色帯は、「緑(上昇)」 9日連続です。
日経平均現物・先物、ドル円ともに「先読み」「未来の窓」は、しっかり幅のある連続ピンクの想定です。
非常に強い、ブルトレンドの持続が想定されています。
ディープ・シクリカルの動意続く
非常に気になるのは、やはり機械株です。省力化、自動化などがそのキーポイントですが、6000番台に集中しています。この点は、「編集長の独白」で詳細を解説いたしました。
これと、同じくきわめて景気先行的な業種(と知られる半導体製造装置関連も同じく本日強さが確認されています。
日経新聞に掲載されていましたように、次世代半導体Mラグ(磁気抵抗メモリ)の登場をはやした新たな半導体のうねりが材料のようです。
もちろんこれらは、すべて一般論としては外需性景気敏感株で、ドル高を好感するわけですが、これらの相次ぐ動意というものは、得てして景気循環のスタートとタイミングを同じくすることが多いため、今後の相場の先導役としては注目しておいて良いでしょう。
過熱感を抱いたまま、フルインベストメントを維持
フルインベストメントを維持し、パフォーマンスの劣るポジション構成銘柄を処分して、入れ替えのメインテナンスを怠らずに、ホールドのスタンスを続けましょう。
相場の急変には、神経を尖らせておきましょう。
TOPIXに比べて、先行した日経平均のほうが、PERが低いということは、日本人の投資家にとっては支援材料でしょう。
しかし、日経平均先行そのものは、前場段階ですでにNT倍率が12.4倍にまで達しています。
一番、状況の変化を敏感に示してくれるのは、米国株(裏側に米長期金利有り)もさることながら、やはりドル円でしょう。

日本株上昇に引きずられるように101円台まで上伸してきましたが、日本株を売るということは、円安にベットしたり、ヘッジしたりする必要がなくなりますから、その分だけでも円高圧力になります。
いずれにしろ、おそらく急変ということが起こるでしょうから、ザラ場でも機動的に対処できるように心積もりしておきましょう。