<話題の焦点>=低PBRの高進捗率銘柄、通期増額修正の公算大

 企業の中間期決算を通過して、改めて国内企業の業績の堅調ぶりが確認された。14年3月期には連結ピーク利益更新企業が6社に1社の割合で出る見通しと伝えられている。

 今回の決算では市場期待が強過ぎたがゆえに、好業績にもかかわらず売られた銘柄も散見されたが、基本的には今の超金融緩和環境が続くなか、ファンダメンタルズの良い銘柄には自然と浮揚力が働くことになる。流動性相場への期待が復活するにつれて、好業績割安銘柄に再度活躍の場面が訪れそうだ。

 今回中間決算発表の段階で14年3月期通期の業績予想上方修正に動く銘柄も相次いだ。ただ、株価は常に先を見据えるという特性がある。つまり、ここから注目されるのは通期見通しの増額を“既にした”銘柄ではなく“これからしそうな”銘柄である。

 では、どうやってそれを見極めるのか。有力な方法として、会社側の通期計画に対する「進捗率」が挙げられる。仮に上期(中間期)の段階で進捗率が50%なら、通期想定のちょうど半分を稼いだことになる。

 企業によっては季節要因で収益が偏ることもあるので、一概には言えないが、上期で50%ならほぼイーブン。これが60%、70%となるに従い通期業績は増額される公算が高まってくるわけだ。仮に上期で進捗率100%とすると、既にその時点で会社側の通期計画に到達してしまったことになる。

 そこでPBR1倍を下回る割安株の中から、中間決算時点で営業利益進捗率70%を超える銘柄を選出。増額予備軍として要マークだ。

◆高進捗率で輝き放つ超低PBR7銘柄

銘柄(コード)      進捗率     PBR

ワコールHD<3591.T>  76.4%   0.82倍
藤商事<6257.T>     95.5%   0.62倍
新光電工<6967.T>    99.9%   0.83倍
永大産業<7822.T>    81.9%   0.58倍
NECキャピ<8793.T>  94.0%   0.81倍
川崎汽<9107.T>     70.6%   0.57倍
スカイマーク<9204.T>  88.4%   0.68倍

※PBRは11月21日現在で算出

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)