<動意株・26日>(大引け)=保土谷化、極東開発、五洋建など

 保土谷化学工業<4112.T>=続伸。今年3月14日につけた年初来高値247円を8カ月半ぶりに更新した。有機EL関連の有力株として折に触れて市場で人気化する銘柄だ。蛍のように自発光する有機材料を画素に使う有機EL関連として独自技術を内包、スマートフォン向けなどへの普及を背景に有機ELディスプレーの世界市場規模は2015年には1兆4000億円程度までに拡大するという試算もある。ただ、足もとの値動きは、現在仕手化様相を強めているナイガイなどとともに、特定資金介入による株価上昇思惑が根強い。

 極東開発工業<7226.T>=5日続伸。同社が生産するコンクリートポンプ車や粉粒体運搬車など特殊車両が国土強靭化や公共投資拡大の政策支援を追い風に好調だ。14年3月期業績は今期2回にわたる上方修正を発表、営業利益は前期比36.3%増益の70億円と高変化率が際立つ。信用取引は11月15日申し込み現在で売り残2万1000株、買い残8万1000株ともに枯れた状態で値運びが軽く、1倍を下回るPBRも買いやすさを引き出している。

 五洋建設<1893.T>=続伸し年初来高値を更新。海洋土木工事の受注拡大機会が増えていることが評価されている。具体的には、国際コンテナ戦略港湾(京浜港、阪神港)の整備やオリンピック関連工事(選手村周辺の護岸改修工事など)、それにシンガポールなど海外受注の拡大も期待されている。海洋土木関連株の牽引役として再評価機運が強まっている。

 日産東京販売ホールディングス<8291.T>=大幅高。同社株の人気化は11月6日に発表した業績の大幅増額修正で、14年3月期最終利益は従来予想の31億円から45億円に上積みされたことを好感した買いが集中し、その後も水準訂正の動きが継続している。コア事業である自動車関連事業で、傘下の日産販売会社3社いずれも新車・中古車ともに会社側の想定を上回る好調となっている。

 古河電池<6937.T>=続伸。同社は25日、インドネシア企業のインドモービルグループ(サリムグループ)との間で、自動車用鉛蓄電池を製造・販売する合弁会社を設立することを発表した。これまで海外事業拡大の布石として新たな海外生産および販売拠点の検討を進めてきたが、インドモービルグループと合弁会社を設立することで、新たな展開を図る方針。合弁会社は古河電池が51%を出資し、設立は13年12月を予定している。株価はこれに伴う業容拡大を好感するかたちで買いを集めている。

 鉄建<1815.T>=反発。全般主力株が利益確定売りに押されるなか、これまで株価が調整局面にあった中低位の建設株に物色資金がシフトしている。政府・与党は税制面の優遇などで2027年のリニア中央新幹線の開業を後押しする構えにあり、関連企業である同社にとっても事業拡大余地につながる。また、それに先立つ20年の東京五輪開催では、交通インフラ再整備の中軸の一つである成田―羽田間を結ぶ都心直結線構想において同社の出番が見込まれている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)