ユーロ円は大きなポイントに差し掛かっている ~反落のリスクも

超長期のチャートを見ると
昨日

>ただし、4年ぶりの高値水準のユーロ円が伸び悩む展開となると、全般的に円売りのポジションの巻き戻しが強まって、結果的にドル円も反落する、という可能性もあります。

と書きました。

11月8日に131.20円付近で底を打ったユーロ円は、ほぼ一本調子で上昇し、約4年ぶりとなる137円台に乗せてきました。昨日138円付近まで上昇したあとやや調整局面にはいっているももの、137円台を保っています。

このユーロ円ですが、超長期のチャートを見ても、月足一目均衡表で抵抗帯(雲)上限を上抜いた状態で一段高の可能性が高い形になっています。一方上昇予想に対する懸念もあります。

2008年にリーマンショックが起きて、リスク回避の急速な円高になったのですが、その時に170円付近から112円まで58円下落した後の反発局面で、2009年の6月に139円台、8月に138円台、さらに10月にも138円台の高値を付けて、結局140円台に乗せることはできませんでした。その後再びユーロ安、円高の流れになって、結局2012年に94円台にまで下落したあと、反発して現在の水準まで上昇したのです。

当時下落のきっかけになったのはギリシャなどの欧州諸国の債務問題などですので、今とは状況が違う、とは言えます。しかし、2009年の半年近く超えそうで越えられなかった140円という水準には、テクニカル的には大きな意味があることも事実です。

またこの水準を上回ったとしても2008年7月の170円から2012年の94円の61.8%戻しが141円付近になりますので、この水準も上抜けしにくい可能性があります。

こういったポイントでユーロ円が上げ渋って、年末にかけてのポジション調整の円買いが強まれば、ドル円の上昇にも水を差す、と考えられるのです。