東京株式(寄り付き)=米株高と円安進行で買い先行

 28日の東京株式市場は大きく買いが先行、寄り付きの日経平均株価は前日比172円高の1万5622円と急反発。引け値ベースでの年初来高値を意識する展開にある。前日の米国株市場ではNYダウが5日連続の最高値更新となっているほか、前日に引け値でフシ目の4000ポイント大台を回復したナスダック指数もなお上値指向と好調、外国為替市場でも1ドル=102円台に円安・ドル高が進行しており、主力株中心に広範囲に買いが先行している。米国では週間の新規失業保険申請件数や11月の消費者態度指数など、複数の経済指標が市場コンセンサスを上回る水準を示しており、米国景気の強さが再確認され株式市場の上値追いに反映されている。これを受けて運用リスクのとりやすくなった外国人投資家の日本株買いも予想され、金融緩和環境の継続による流動性期待と相まって日経平均は年初来高値更新を意識する水準にある。一方、25日移動平均線との上方カイ離は依然として5%程度開いており、最近の急上昇に伴う高値警戒感も残されている。引き続き為替の動向を横にらみに、先物主導のボラティリティの高い相場が予想される場面だ。業種別にはほぼ全面高で、値上がり上位に海運、その他金融、保険、証券、非鉄、鉄鋼など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)