<検証話題株・ミネベア>“モノ作り日本”復権を反映、自動車とスマホ向けが牽引役(1)

 ミネベア<6479.T>の株価が異彩を放っている。11月初旬、14年3月期業績の増額修正を受けマドを開けて買われ、その後も強い足で上値を指向、6年ぶりの高値圏でなお高みをうかがう動きにある。この大出直り相場は、同社株のみならず、モノ作りで高技術力を売り物としていたかつての日本の復権を暗示している。

 同社株は今年5月までは200円台後半から300円台前半のゾーンを往来する凪の状態だったが、5月に入り突如として急動意モードに変わった。5月7日から、16日まで8連騰で水準を切り上げ、市場の注目を集めた。以降は13週移動平均線を一度も下回ることなく、8月以降は同移動平均線に下ヒゲで触れることさえもない強靭な上昇トレンドを描いて現在に至っている。

 特に、11月1日に今期2回目となる業績上方修正を発表してからの上げ足は鮮烈だった。14年3月期連結純利益見通しを従前予想に58億円も上乗せした170億円(前期比9.4倍)という大幅増額で、市場に与えたインパクトは極めて大きい。北米をはじめとする世界的な自動車生産の回復が、同社のベアリング需要を喚起しているほか、加速的な普及を遂げるスマートフォン向けLEDバックライトの需要拡大が、会社側の想定を大きく上回る収益を生み出している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)