<私の相場観>=外為どっとコム総合研究所・研究員 ジェルベズ 久美子氏

 為替相場は円安基調を強めており、年末に向け5月につけた1ドル=103円73銭の高値更新を意識する展開も予想される。今後1カ月程度のドル円のレンジは99円50銭~104円を想定している。

 27日に発表された11月シカゴ購買部協会景気指数などの米経済指標が好調だったこともあり、フシ目とみられた102円を抜いてきた。相場にはアク抜け感も出ており、円安・ドル高基調は強まる可能性がある。

 今後は12月6日発表の米11月雇用統計を視野に入れながら、量的緩和(QE)縮小開始の時期を見定める展開となりそうだ。QE縮小開始は来年3月ごろではないかとみているが、非農業部門新規雇用者数が20万人を超えれば、市場には年内のQE縮小の観測が強まる可能性はありそうだ。

 ユーロドルは1.32~1.38ドルのレンジを想定している。ドイツの連立合意などもありユーロは強含み状況にある。対円では状況次第で140円乗せもあり得るだろう。

 豪ドル円のレンジは90~95円前後。オーストラリア中央銀行の豪ドル高けん制もあり、豪ドル安基調が予想される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)