強い米経済指標結果を受けドル円半年ぶり102円台

経済指標受け米長期金利大幅上昇
昨日の海外時間には、複数の米経済指標の結果が予想を上回ったことから米長期金利と各国株価が上昇し円売りが強まって、ドル円は半年ぶりに102円台を回復しました。

欧州時間、各国株価が堅調に推移したことや、ドイツで連立政権樹立の目途が立ったとのアジア時間の報道をうけてユーロ買い、円売りが強まって、ユーロドルは1.3610台まで、ユーロ円は138.50円台まで、ドル円は101.80円台まで上昇しました。この間発表された英・第3四半期GDPは予想通りの結果でしたが、ポンド買いが強まりました。

NY時間にはいって、発表された米・新規失業保険申請件数が予想よりも良い結果でした。発表直後は、同時刻に発表になった米・10月耐久財受注が予想よりも弱いものだったこともあって反応は限定的でしたが、しばらくたって米長期金利が上昇し、ドル円は約半年ぶりに102円台を回復しました。続いて発表された米・11月シカゴ購買部協会景気指数、米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数が両者とも予想を上回ったことから米長期金利はさらに上昇し、ドル円は102.10円台まで、ユーロ円は138.80円付近まで上昇しました。その後も米長期金利の上昇が続き、全般的にドル買いが強まったことからドル円は102.20円付近まで上昇し、ユーロドルは1.3560付近まで下落しました。

NY時間引けにかけては、米長期金利がやや反落したことからユーロドルは1.3580付近まで買い戻されましたが、日経平均先物が堅調に推移したことからドル円は高値圏での推移が続きました。

東京時間朝方には、ドル円は102.20円台までやや上値を拡大しましたが、その後は利食い売りなどに押されやや下落しています。

今日の海外時間には、独・11月雇用統計、ユーロ圏・11月業況判断指数、独・11月消費者物価指数、加・第3四半期経常収支の発表と、カーニー・英中銀総裁の講演が予定されています。

ECBによる追加利下げが取り沙汰されていますので、独・11月消費者物価指数が予想よりも強い(物価上昇率が高い)結果となると、追加利下げ観測が遠のいてユーロが買われる、と予想できます。