<日経平均年初来高値更新、その背景と今後> ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕治好氏

 日経平均株価が年初来高値を更新すること自体について違和感はない。実勢経済は回復しているし、企業業績も好調で今の株価を水準的には裏付ける。ただ、先物主導の上昇で少しペースは速い嫌いはある。中長期的な上昇波動は維持されているとみるが、リズム的にはいったん調整を挟んでから再び上値を目指す展開となるのではないか。
 株価上昇トレンドを支える要因は米国株市場にある。これまで米国株は景気好調が確認されても量的緩和の縮小と表裏一体で、売られるケースも目立ったが、11月8日の雇用統計発表を境に景気回復を素直に買う流れに変わっている。日本株もこの米国株に追随する格好で上値指向の継続が見込まれる。今後クリスマス休暇を控え、外国人買いは細ることが予想されるため、年内は緩やかな上昇で1万6000円台替えを意識する展開となりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)