<1ドル102円台乗せ、どうみる為替相場> 外為オンライン・シニアアナリスト 佐藤 正和氏

 今回の円安は、東京市場が中心地となっている点に注目している。日本株の出遅れ感に着目したファンド筋が「日経平均買い・円売り」のポジションを組んでいるため、株高・円安が同時進行しているのだろう。100円の値固めも終わったと思う。円安のピッチは速く一度、調整はあり得る。ただ、100円割れを見込んでも、もうあまり期待できないのかもしれない。
 当面は12月6日の米雇用統計の結果に対して市場がどう反応するかが、ポイントとなりそうだ。もっとも、量的緩和の縮小開始が視野に入る米国と、状況次第では追加の金融緩和もあり得る日本という構図は鮮明であり、来年もドル高・円安基調は続くだろう。
 今年5月につけたドル円相場の高値である103円73銭の更新は通過点に過ぎないと思う。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)