隙をつかれたドル円102円台乗せ

103.70円台まで大きなポイントはない
昨日のNY時間、あいついで発表された米・新規失業保険申請件数、米・11月シカゴ購買部協会景気指数、米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数がそれぞれ事前予想を上回ったことから、米長期金利が急上昇する中、日経平均先物を含む各国株価が上昇、リスク選好の動きで円安が進んでドル円は半年ぶりに102円台に乗せました。

また、コンスタンシオECB副総裁が「ECBは極端な状況にならない限り中銀預金金利のマイナス圏への引き下げを検討しない」と述べたこともあってユーロ買いも強まって、約4年ぶりの高値水準のユーロ円も続伸しました。

昨日ご紹介しましたように、今日は感謝祭でアメリカの株式、債券市場は休場です。また多くの市場関係者を含むアメリカ人は、今日から4連休のロング・ウィーク・エンドに入ります。そういった事が頭にあったことから、私を含む多くの市場関係者は昨日「大きな動きにはなりにくいだろう。もし動くとしてもポジション調整で株、ドル円、ユーロ円とも利食いで少し売られる程度」と予想していました。

もちろん、上で触れた複数の米経済指標発表はわかっていましたし、私もそれらがすべて予想よりも良ければ円安の動きになるだろう、と動画配信の中では話していました。ただ、実際にすべてが良い結果で102円に乗せる、というイメージはあまりなかったので、昨日の上昇と、その後も102円台を概ね維持できているのは少し意外です。

テクニカル的には25日のエントリーで書きましたように

>今年5月22日の103.70円台の高値までは、これといった大きなポイントはありません

という事ですので、昨日も書いたユーロ円の反落以外には、ドル円の一段高を否定する要因は見当たりません。