<株式トピックス>=やや意外性を発揮した日経平均株価の年初来高値更新

 28日の東京株式市場は、寄り付きから買い優勢で大幅反発となった。日経平均株価の終値は、前日比277円高の1万5727円と、5月22日の1万5627円を約半年ぶりに上回り、終値ベースでの年初来高値を更新した。リーマン・ショック前年の07年12月12日(1万5932円)以来、終値で6年ぶりの高値水準となった。
 きのう(27日)までは「週後半には、感謝祭に伴う米国株式市場の休場もあることから、海外投資家の買いエネルギーのトーンダウンも予想され、今週中の年初来高値更新はもう難しいのでは」との声が市場から上がっていたものの、東証1部の売買代金が2兆円を下回るなかで、やや意外な年初来高値更新となった。
 今後の株価動向について市場関係者は「28日は、大引けに掛けて株価指数先物主導の動きで年初来高値を更新した。ただ、5月に高値を付けたときに比べて企業業績が向上し、PER面で割安感が出ていることも確か。5月23日に付けた取引時間中の高値1万5942円を早めに突破できるかが焦点となる。ここ20年間の月足チャートで、高値を結んだ上値抵抗線は、現在1万5700~1万5800円水準にある。早めに1万6000円に乗せるなど、明確にこれを上回ってくれば、新たな上昇局面が見えてきそうだ」としていた。
 目先的には、今年の米クリスマス商戦を占う、感謝祭翌日に当たる現地29日の“ブラックフライデー”の消費動向や、12月6日に発表される米11月の雇用統計を受けての、米株式や外国為替市場の推移に関心が集まりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)