目標達成感で上昇一服、10月の経済統計発表が集中

あす(29日)の株式相場
あす(29日)の東京株式市場は、きょうの終値ベースでの約半年ぶりの年初来高値更新の後だけに、目先的な目標達成感に週末要因も重なり、日経平均株価は上昇一服となりそうだ。
28日の東京株式市場は、寄り付きから買い優勢で大幅反発。日経平均株価終値は、前日比277円高の1万5727円と、5月22日につけた1万5627円を約半年ぶりに上回り、終値ベースでの年初来高値を更新した。

市場関係者からは「短期急騰に対する高値警戒感が強まっていることは確か。
今後は28日終値から200円程度上にある、1万5942円(5月23日につけた取引時間中の高値)を早めに突破できるかが焦点になる」としている。
日程面では、10月の鉱工業生産速報値、10月の家計調査、10月の労働力調査・有効求人倍率、10月の全国消費者物価指数、10月の自動車生産台数、10月の住宅着工件数、ソーシャルメディアマーケティング支援事業を手掛けるアライドアーキテクツの東証マザーズ市場への新規上場に注目。
海外では、ユーロ圏10月の失業率、米ブラックフライデーが焦点に。
やや意外性を発揮した日経平均株価の年初来高値更新
28日の東京株式市場は、寄り付きから買い優勢で大幅反発となった。
日経平均株価の終値は、前日比277円高の1万5727円と、5月22日の1万5627円を約半年ぶりに上回り、終値ベースでの年初来高値を更新した。
リーマン・ショック前年の07年12月12日(1万5932円)以来、終値で6年ぶりの高値水準となった。

きのう(27日)までは「週後半には、感謝祭に伴う米国株式市場の休場もあることから、海外投資家の買いエネルギーのトーンダウンも予想され、今週中の年初来高値更新はもう難しいのでは」との声が市場から上がっていたものの、東証1部の売買代金が2兆円を下回るなかで、やや意外な年初来高値更新となった。

 今後の株価動向について市場関係者は「28日は、大引けに掛けて株価指数先物主導の動きで年初来高値を更新した。ただ、5月に高値を付けたときに比べて企業業績が向上し、PER面で割安感が出ていることも確か。5月23日に付けた取引時間中の高値1万5942円を早めに突破できるかが焦点となる。ここ20年間の月足チャートで、高値を結んだ上値抵抗線は、現在1万5700~1万5800円水準にある。早めに1万6000円に乗せるなど、明確にこれを上回ってくれば、新たな上昇局面が見えてきそうだ」としていた。

 目先的には、今年の米クリスマス商戦を占う、感謝祭翌日に当たる現地29日の“ブラックフライデー”の消費動向や、12月6日に発表される米11月の雇用統計を受けての、米株式や外国為替市場の推移に関心が集まりそうだ。