東京モーターショー2013で注目を集める「燃料電池車」の関連銘柄に注目

注目を集める燃料電池車、普及の鍵となるのは『水素ステーション』
■市場関係者の注目を集める「東京モーターショー2013」

11月23日~12月1日までの日程で開催されている自動車の祭典「東京モーターショー2013」では、燃料電池車や電気自動車など、エコカーの新モデルが注目を集めています。

中でも、目を引くのが燃料電池車です。空気中の酸素と燃料の水素を反応させて発生する電気を動力とする燃料自動車は、走行中にCO2を全く排出しない究極のエコカーと呼ばれ脚光を浴びています。

トヨタ自動車(東1・7203)は、4人乗りの燃料電池車「FCV CONCEPT」を初出展。わずか3分程度の水素燃料の補給で、500キロの走行が可能といい、再来年の2015年を目標に500万円~1,000万円での販売を目指すとしています。

ライバルの本田技研工業(東1・7267)も、燃料電池車の開発に熱心で、今後両社が中心になって、課題である本体価格の引き下げにしのぎを削ることになりそうです。

■2015年までに100箇所整備予定の「水素ステーション」関連銘柄に注目

さて、燃料電池自動車が普及するためには、価格の引き下げと合わせて、燃料を補給する水素ステーションの整備が必要になっています。

政府は、2015年度までに水素ステーションを100箇所整備する計画で、水素ステーションの建設が本格化することになりそうです。

自動車は使われる部品が2万~3万個といわれるように、関連企業のすそ野が広い産業です。ただ、部品や車載製品、タイヤなど自動車関連と目される銘柄よりは、新しく生まれる水素ビジネスの方が、伸びしろは大きくより「投資妙味」があると考えます。

水素関連銘柄としては、水素の大型供給基地を建設する千代田化工建設(東1・6366)、水素輸送船を開発する川崎重工業(東1・7012)、水素供給を担う岩谷産業(東1・8088)の今後の動向に注目しています。

小野山 功