“にわか上値期待”は幾分トーンダウン、本日は「上を下へ」と揺れ動く可能性…?

“にわか上値期待”が増大すると、やはり上値は重い…?
※ご注意:予想期間は11月30日と表示されていますが、本日(29日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 米感謝祭(サンクスギビングデー)の影響で流動性が低下傾向を見せた昨日は、「株高の連鎖」「金利格差拡大」に着目したリスク選好資金がユーロ円やポンド円を年初来高値へと押し上げました。まさに“閑散に売りなし”を地で行く“円全面安の展開”となったわけですが、にもかかわらずドル円は“下値こそ堅い”ものの“上値も押さえられ”ました。こうしてやや値位置を切り上げたものの、概ね同水準で本日にバトンを渡しています。
しかし“にわか上値期待”は幾分トーンダウン…
 こうしてブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日、クリスマスセールのスタートで店が大きな黒字となることから呼ばれる)を迎えた本日ですが、“円全面安の展開”の中で“上値を押さえられた”昨日のような動きを見せられると、「週末でもあり、なかなか買いづらい」との心理が働きやすいと考えるのが自然です。
 
 しかしながら円売り・ドル買いの流れに大きな変化はないと考えるのが自然です。このため「下値が堅い」が基本路線と考える中で、次の上値目標(5/29高値:102.523円)がすぐそこに見えています。昨日急増した“にわか上値期待”も“現状水準を維持”へと幾分トーンダウンしたように感じますので、こんな時は“仕掛け的な動き”から“無理やり到達/突破”という展開に注意しておく必要があるのかもしれません。
本日は「上を下へ」と揺れ動く可能性…?
 もっとも今朝方発表された強めの本邦消費者物価指数(全国:+0.9%/東京都区部:+0.6%)は、普通に考えると「リスク選好の円売り要因」であるものの、直近の流れ(日銀の早期追加緩和への思惑)まで合わせると「円売り要因が後退する可能性」と逆に捉えることも可能です。

 このため本日に関しては“無理やり上値へ到達/突破”といった期待だけでなく、“遅ればせながらの利益確定売りにて反落”にも気を配っておく必要があるのかもしれません。なにしろ流動性が乏しいと見られる中で、週末・月末さらに5・10日も重なっているのですから…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.564(5/23高値)
上値4:103.000(大台)
上値3:102.909(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:102.638(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:102.523(5/29高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.313
下値1:102.043(ピボット1stサポート、大台)
下値2:101.935(11/28安値、11/26~11/28の38.2%押し、11/25高値水準)
下値3:101.757(11/26~11/28の50%押し、ピボット2stサポート)
下値4:101.613(11/26~11/28の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:101.300(11/19~11/28の38.2%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:14 ドル円 抵抗・支持ライン追加